Introduction

ここ、サンフランシスコ湾を取り囲む
通称「ベイエリア」は、
言わずと知れた食の宝庫。

太陽の光をたっぷり浴びた味の濃い野菜や果物、
職人が作るパンやチーズ、
ナッツやワインなど
日々の暮らしを楽しく豊かにしてくれる
食材で溢れています。

ファーマーズ・マーケットには
色も形も不揃いな、美しい野菜や果物が並び、
四季折々訪れる楽しみがあります。

スーパーに行けば、”Local”、”Organic”
とタグの付いた商品を選ぶ人々が多く、
食への関心の高さ、健康や環境意識の
高さに驚かされます。

一方で、シリコンバレーをも
含むベイエリアでは、最新のIT技術や
新しい発想で、世界に向けて発信する
スタートアップも次々に生まれています。

世界中から集まる人々が持ち込んだ
食文化が融合して、新しいトレンドを
創り出すのもまたこの地ならでは。

”オーガニックの聖地”、”スローフード発祥の地”
でありながら、新たな食文化やフードテック・ビジネス
を生み出すベイエリアの愉しい食の世界をご紹介します。

Asian Pear(梨)

先週のファーマーズマーケットで念願の日本の梨と再会しました!
少し赤みがかった梨の大玉は、いかにもフレッシュで美味しそう。
売っていたチャイニーズ系のおじさんに聞くと”Shinko”(新興)という日本の品種だそうです。
「昔は色々作ってたけどこれが甘くてCrispy(クリスピー)でベストだね、今はこれ一本だよ。Very Sweet, Super Sweet, Very Good! Try! 」と力強く言うおじさんの言葉を信じて4つ買ってみました。
うちに帰って冷やして食べてみると、まあホントに甘くて、瑞々しくて、シャキシャキ爽やか!そうそう、これこれ、やっぱり梨はこうじゃないと!
実は、これまでもスーパーなどでAsian Pearを見つけてはトライし、硬くてパサパサでちっとも甘くない”梨風味”の何か別物に、毎回がっかりしていたので、これはかなり嬉しいサプライズです。
私の祖父母は茨城の梨農家で、夏の終わりから秋のはじめにかけて、ちょうど地元の秋祭りの頃になると実家の冷蔵庫は売りに出せないクズ梨でいっぱいになります。
クズと言っても、ちょっと傷があるとか、形が歪だとかで、味は素晴らしく甘くてジューシーで、冷やして食べるおばあちゃんちの梨は、楽しかったお祭りの思い出と共に季節の変わり目を告げる秋の味覚そのものでした。
上の子のお産の時は、産前産後、水代わりに梨ばかり欲しくてそればかり食べていて、9月初旬に生まれた娘の名前には一文字「梨」と入れたくらい、それくらい好き、私にとってはそんな特別な思いのある梨ですから、やっと美味しいものに出会えた喜びはひとしおです。
日本でもメジャーなHosui(豊水)やShinseiki(新世紀梨)は主に9月までですが、今の時期出回っているこちらのShinko(新興)はまさに今、9月、10月、11月が旬です!
この時期、アメリカでも新鮮で美味しそうな丸々とした梨を見かけたら、ぜひトライしてみてくださいね。懐かしい日本の味と再会できるかも!

Kabocha Squash(かぼちゃ)

秋、といえば、かぼちゃです。
こちらでもパンプキンは秋の代名詞。
10月になったと同時に、街中がオレンジ一色になります。
ベイエリアでは日本の西洋かぼちゃが、Kabocha Squashとそのまま英語になって地元のスーパーで気軽に入手できるのにびっくり。
( )カッコ、Japanse Pumpkinと書かれていたりもします。
認知度はまだあまり高くないものの注目度はなかなかのようで、Kabochaとして一般にデビューしたのはここ最近のことのよう。
”Kabocha”は日本料理のStaple(必需品)と解説しているサイトもあるくらい
確かに日本人とかぼちゃの関係は長く、深いものがありそうですね。
さて、本日、Whole Foodsで、ツヤツヤしたクリーム色のバタースクウォッシュなんかの隣で深緑色のゴツゴツした” Kabocha”が地味に佇んでるのを見つけて、”おぉ、頑張れ!”って迷わず買いました。
ここからそう遠くないHollistertという街のオーガニックのもので、鮮度も良く、2ポンドちょっと(1kg)で4ドルと値段もお手ごろです。
それで、今夜はこの素晴らしいかぼちゃに主役になってもらって、メインにもなるボリュームサラダを作りました。
美味しいパンを添えれば軽めの夕飯やブランチにもぴったりです!

かぼちゃとケールのサラダ

  • かぼちゃ  小ぶりのもの1/2(種とわたを除いて500gくらい)
    ・オリーブオイル 適量
    ・はちみつ 大2
    ・塩 ・こしょう 少々
    ・細かく刻んだハーブ* 大2
  • くるみ お好きなだけ
  • クランベリー 大2
    ・レッドワインビネガー 大2
    ・ブラウンシュガー  小1
    ・粗挽きマスタード 小1/2
  • レッドオニオン 1/4個
  • ケール*(またはグリーンの葉野菜)適量
    ・レモン汁  大1
    ・オリーブオイル 小1/2
  • ベーコン お好きなだけ
  • クレームフレッシュ* 大3〜5
  • レモンの皮のすりおろし 小1 ( option )

<下準備>

・オーブンを375°F(200℃)に予熱する
・かぼちゃとベーコンは1cm幅に切る
・レッドオニオンは薄切りにして水にさらしておく
・ケールはオリーブオイルとレモン汁で軽くもんでおく
・クランベリーと調味料を耐熱容器に入れて、レンジ(500W)で約1分加熱しておく


  1. スライスしたかぼちゃとくるみをクッキングペーパーを敷いた天板の上に置く。
    オリーブオイルを回しかけ、はちみつ、塩、こしょう、ハーブも加え、両手を使って全体をまんべんなく混ぜる
  2. ホイルをかぶせて10分焼く。途中で一度天板を取り出しホイルを外してくるみを加え、かぼちゃをひっくり返す。
  3. 外したホイルで1cm幅に切ったベーコンを軽く包み、空いているスペースに置く。かぼちゃの天板もオーブンに戻してさらに15分焼く。ベーコンを焼いた時に出る余分な油は捨てておく
  4. ケールの上に、かぼちゃ、水切りしたオニオンを乗せてベーコン、クランベリーを散らし、クレームフレッシュとすりおろしたレモンの皮を添える

  Side Note
*ローズマリー、セージ、タイム、パセリなど
 ドライハーブやイタリアンハーブでもOK
*サラダ用のケールやほうれん草、グリーンの葉野菜なんでも
*クレームフレッシュはサワークリームで代用可